スザニ探しからユルタ宿泊まで ウズベキスタンの遊牧民文化を余さず楽しむヌラタ旅行
Rishtaにて、インターン生を迎えております。
今回はインターン生の体験記を記載させていただきます。
中央アジアを知るうえで外せない、遊牧民の文化。
移動式の住居「ユルタ」で生活を営み、季節ごとにラクダに乗って拠点を移します。
ウズベキスタンの伝統工芸品として有名なスザニも、もとは中央アジア周辺の遊牧民の女性たちが代々受け継いできた手刺繡です。
ブハラより北東に位置する街、ヌラタでは、実際にスザニを制作しているアトリエを訪問したり、ユルタでの宿泊体験をすることもできます。
アトリエで楽しむヌラタのスザニ
ブハラ同様、古くからスザニの産地として知られているヌラタ。
観光地のお土産屋さんで、きっとヌラタのスザニを見かけることも多いでしょう。
ユルタまでの道中、Rishtaでも仕入れをしているスザニアトリエに立ち寄り、作品を見せていただきました。
ウズベキスタン・ヌラタのスザニ刺繍アトリエ – Rishta (srprishta.com)
布地が白いのはブハラやヌラタ特有だそう。
大輪の花、丸々としたザクロ、トウガラシに綿花の模様も。
中心から四隅へ広がるようなデザインが多く、布いっぱいに大振りの柄で埋めつくされていてとても華やかです。
巻貝のような、ユニコーンの角のような、初めて見る模様も。
緑の布地に蛍光イエローとマゼンタ寄りの赤が映えて、思わずパっと目を引かれる鮮やかさ。
ユルタ宿泊でカラフルポップな魅力も楽しむ
スザニアトリエを満喫したら、ユルタキャンプでのんびり過ごしましょう。
白いテントにひときわ映える、ポップで可愛い扉の色柄。
デザインは一軒一軒異なり、ギザギザの波模様に水玉模様、くるくると落書きしたかのような模様も。
楽しげな雰囲気を引き立てる、クレヨンのような赤、青、黄、緑の組み合わせ。
木の温もりも相まって、子どもの秘密基地が思い起こされます。
内装も暖かい色合い。
たくさんの絨毯と、天井から吊るされた帯状の布。それぞれに文様っぽい独特の模様や、デフォルメされた絵文字のような鳥のイラストが描かれています。
カラフルなポンポンのついた垂飾り、そして電灯も星形のモビールで装飾されているのがとても可愛くて。
肌寒い砂漠の夜も、寂しくならずに過ごせそう。
ユルタキャンプにもお土産のスザニが。
ザクロがたっぷりと描かれています。
赤いザクロが多いですが、水色のザクロも洗練された印象があって本当に綺麗。
前日の夜は、このテーブルの下をハリネズミがちょろちょろ走り回っていました。
運が良ければ出会えるかも?
刺繍を、伝統模様を、装飾を楽しむヌラタ旅行
ラクダ乗り体験や、美しい日没・日の出と星空観賞、カザフ民族の夕食と音楽。ユルタキャンプでの楽しみは尽きません。
車で少々走った先には、ウズベキスタンで数少ない海水浴場(湖水浴場?)、アイダール湖も。
山あり砂漠あり湖ありでアクティビティに事欠かないヌラタですが、伝統ある手刺繍スザニ、ユルタの絨毯や装飾を通して遊牧民文化に触れるひと時も、きっと味わい深い思い出となるでしょう。
ヌラタ旅行でのアクティビティついては、こちらの記事でより詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください!
砂漠で遊牧の暮らしを追体験 ~シルクロードの旅路へ~ | SRP TRAVEL