【新商品】Adras quilting bag
ウズベキスタンのイカット "Adras" の新しいバッグを新しく制作いたしました。
これまでAdrasを使用したバッグはシルクとコットン生地混合の「KINCHAKU TOTE」。
「世界はほしいモノにあふれてる」にてご紹介いただいたこともあり、大変多くの方にご購入いただきました。
そして、今回は「もっと大きなバッグがほしい」との声から、生まれたバッグです。
制作までのストーリーをご紹介いたします。
カラフルだけど色落ちしずらい色合いのイカット選び
これはいつも商品作りで気を付けていることで、今時点譲れないことでもあります。
イカット作りの工程は、ざっくりと糸を束ね、模様を描き、染色、手織りとすべて手作業で行われているのですが、色落ち止めが完全にされていないこともあり、商品作りでいつもネックになっている点です。
いつも仕入れる工房やお店のシルクが混ざった淡い色の生地はすでに「KINCHAKU TOTE」で使用済み。
こんなにたくさんの種類があっても、バッグに適した柄、色合いに合致する生地は限りがあり、毎度生地売り場では布を引っ張り出してもらては悩みます。
そこで、今回はコットン100%の生地を選ぶことにしました。
キルティング加工にしたワケ
イカットは決して分厚い生地ではないため、「大きなバッグを丈夫にするためには?」と縫いっこと話し合いがなされました。
実はサマルカンド、無地生地、接着芯、その他バッグ用の資材を見つけるのがとても難しいのが実情。
無地の洋服やバッグを制作する人がいないため、わざわざお店の人も仕入れないそう。
「KINCHAKU TOTE」で使用している接着芯もサマルカンドのすべてのバザールをまわり、さらに1時間かけてウルグットまで通い、巨大なバザールの中を探しまわりましたが、思うような接着芯が見つからず。
首都タシケントのチョルス―バザールまで行きましたが、見つからず、最終手段の巨大バザール「ヒッパドローム」にて、しかもたった一つの店にてやっと見つけだした接着芯。
その接着芯を今回も使用しようかと思いましたが、バッグの大きさを見るとさらにがっちり強くさせたいとのことで、キルティングにたどりつきました。
キルティング加工といえば、なんとなくですが、幼稚園や小学校に通う子供がもつ手提げのイメージが強く、何か違う加工ができないかなと相談したところ
見習いの縫いっこにイカット模様に合わせて縫ってもらったらどうかとの提案が。
実は、他のお店で同じように柄に合わせて縫われたキルティングを見たことがあったので、迷いに迷いましたが、Rishtaでは「より多くの人に仕事に携わってもらう」というコンセプトもあるため、採用することとなりました。
こうして、キルティングの模様が決まったのです。
イカット生地は 通常 33cm-35cmの幅がほとんど。
大きめのバッグとなると、横幅分、生地を付け加えなければなりません。
ベテラン縫いっこから指示を受け、生地の裁断、付け加えを習う縫いっこたち。
今ではありがたいことに、ベテラン縫いっこのもとに5名ほど見習い縫いっこが習いにきています。
いつもご愛顧いただいているお客様のおかげで、Rishta の大きな目的でもある「より多くの雇用の機会を生み出す」ということが少しずつ形になってきています。
カラフルなイカットのキルティングバッグ
キルティング加工したことで、軽くて丈夫なバッグが誕生。
マザーズバッグとしても、旅行バッグとしても、通勤・通勤バッグとしても・・
さまざまなシーンで活躍できるバッグ。
たくさんの方に使って頂けたらと縫いっこたちと願っています。