大型蚤の市で探すウズベキスタン土産 アンティーク雑貨の宝庫、タシケント「ヤンギアバットバザール」へ

数あるタシケントのバザールの中で、カオス空間と名高いヤンギアバッドバザール。

めいっぱい積まれた古い生活用品、何に使うのか分からない部品の数々、人込みでごった返す狭い通り、一度迷えば戻れる気がしない入り組んだ道。

ですが、ウズベクマニアやバザール好きの間ではイチオシのショッピングエリアでもあります。

なぜなら、ガラクタの山を通り抜けた先、そこには美しいアンティーク品が揃う一角が。

日本の蚤の市とはまた異なる、このバザールでしか味わえないアンティークの魅力を、一緒に覗いてみましょう。

 

ヨーロピアンからソ連ヴィンテージまで タシケントに集う世界各地のアンティーク食器

ヤンギアバッドバザールの奥、一見、大きい倉庫のような建物へ。

その中に、アンティーク品のお店が集結しています。

 

まず目に入るのが食器類。

白地に淡い植物模様が美しいヨーロピアンなティーポットから、鮮やかなオレンジや青、図形的な模様がかわいいソ連時代のお椀まで。

日本や中国からの、東洋チックな風景画が描かれたお皿も。

バザールの外観からの印象とは裏腹に、どれも良い保存状態です。

 

陶器だけでなく、年季の入った金物も。

キャンドル立て、水差し、イブリック。

時代を超えた魅力だけでなく、異国情緒もたっぷり。アラビアンナイトの世界とも少し似ているかも?

この空間ごと手に入れたくなってしまいます。

 

レトロカメラにヴィンテージスザニ 人の手を渡り続ける年代物雑貨

美しいのは食器だけでなく。

方位磁針はそのメカニカルな美しさに、遺跡から発掘されたかのようなヴィンテージ感が相まって、その味わい深さに思わず魅了され。

アンティークのカメラは、箱に入ったままの未使用品すらあります。

誰かのお古でも、まだまだ可動するものも。このカメラをもって、レトロな服装に身をつつみ、茶屋街とかを散策したらとても楽しそう。

どんな土地を旅してきたのか、どんな風景を写してきたのか、ロマン溢れる品々です。

 

ウズベク手工芸で外せない、手刺繍スザニや手織り生地イカット。

ヤンギアバッドバザールでも見ることができます。

しかも年代物。今ではあまり見られない柄や縫い方の品々がたくさん揃っています。

人から人へ大事に受け継がれてきた、ほんのり色褪せた布たちに囲まれて。心がじんわり温かくなる空間です。

購入も可能ですが、文化財保護のため、50年以上昔のスザニは国外持ち出し禁止なのでご注意を。

 

ウズベキスタン最大の蚤の市。混迷を極める雑多なバザール。

その中にまぎれた、美しいアンティーク品たち。

ここにしかない一点物との出会いは、タシケント旅行で最高の思い出を、そして日常にたくさんの彩りを与えてくれることでしょう。

 

Rishtaでも、アンティーク雑貨やヴィンテージ品をお取り扱いしています。

VINTAGE – Rishta (srprishta.com)

 

ヤンギアバッドバザールへのアクセス、または気になるアンティーク雑貨のお問い合わせも、ぜひお待ちしております。

 

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